Fri Jan 08, 2010 [長年日記]

#1 [] 訊かれた事に何故答えない

とあるプロジェクトの設計レビューを依頼され、そのプロジェクトのメーリングリストに加わっているのですが、そのメーリングリストには、顧客からの問い合わせも入ってきます。

先日、顧客から、14TB の ext3 ファイルシステムの i-node 数を、1000万ファイル分にすることは可能か? という問い合わせが入りました。

問い合わせ内容は、できるかできないか? なので、できるかできないかを答えれば良いのですが、何故か問題の彼は、ext3 ではデフォルトで 8KB 毎に一つの i-node を確保します。また、i-node 数はファイルシステムを作成する時に、指定することができます... というズレた回答をするのです。

その回答を受けた顧客は、14TB だと 18億ファイルとなり、それほど多くの i-node は要らないので、1000万ファイル分とした場合、データ域がどれだ増加するのか? と問い合わせてきました。

それに対して彼は、デフォルト(BPI=8KB)と 32KB とした場合の実測例を示し、増加量は約 1.3% であり、増加容量は少ないという回答をしました。

顧客が聞きたいことは、18 億を 1000 万とした場合の増加量であり、8KB と 32KB での差分ではありません。また、1.3% が大きいか小さいかは、顧客が決めることですから、増加容量が少ないかどうかは、こちらからは言えません。

それに、ひとつの i-node サイズは 128 バイトですから、増加量は実測しなくても、計算すれば求めることができます。

私が顧客の立場なら、即刻「聞いたことに答えろ」と言うと思いますが、今のこの顧客は優しいです。

[]

«前の日記(Sat Jan 02, 2010) 最新